アロマの基礎知識 3
精油を扱う上での注意点
・精油のボトルは振らずに、ゆっくり傾けて一滴ずつだすようにする(一滴約0.05ml)。
・一度封を切ったら、1年以内を目安に使い切る。
柑橘系の精油は特に品質の劣化が早いので、できれば半年以内に使い切る。
・使用後はすぐにキャップを閉めて、直射日光のあたらない涼しい場所に保管する。
・内服は行わない。
・肌につける場合は、キャリアオイル(植物油)や水などで希釈する。
(身体に使う場合およそ1~2%濃度・顔は0.5%程度の濃度に薄める)
例外として、ラベンダー、ティーツリーは原液をそのまま用いることもできる。
・精油は引火性がある。火気の近くでの使用には十分注意する。
・長期にわたって、同じ精油を使い続けることは避ける。
・敏感肌やアレルギーがある人は、肌につける前にパッチテスト(下記参照)をする。
(肌に使うことができない精油でも、芳香浴やルームスプレーなどで香りを楽しむことはできる)
・妊産婦、3歳未満の乳幼児への使用は原則的には芳香浴のみ。積極的に活用したい場合は専門家に相談する。
・ベルガモットをはじめ柑橘系精油には光毒性の成分が含まれているため、マッサージなどで肌に直接つけた場合は、12時間は直射日光を避ける。
~パッチテストの方法~
精油をキャリアオイル(例;ホホバオイル)で1~2%程度に希釈したもの(※)を、上腕部の内側に塗り、24時間程度放置する。
炎症や不快感が起こらないかをチェック。異常がでた場合は、その場ですぐに水で洗い流す。